ナ イ ン の 会

クリスチャン自死遺族のコミュニティ
    
「泣くのに時があり、笑うのに時がある。嘆くのに
時があり、踊るのに時がある」伝道者3章4節


2014年発足 

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スタッフブログ

エリ・ヴィーゼルのことば

なんであれ、試練を乗り越えた者は
語りべにならねばならない。
それが人間の義務である。

 エリ・ヴィーゼル

 (ホロコーストの生存者)
 

1月13(月・祝)、25日(土)ミニナインの会

th
1月13日(月・)午前10時から11時半まで
1月25日(土)午前10時から11時半まで
ズームを使ってミニナインの会を開きます。

参加費無料、自死遺族限定の分かち合いをします。
いつも十人前後になります。

希望者は、お問合せダイアログからどうぞ
URLを送ります。

ズームアプリは、定期的に更新されています。

泣き叫ぶ勇気をください

涙

「おお神よ。

泣き叫ぶ勇気をください

理解させてください

涙はたましいに鮮やかな色をもたらすことを

雨がふらなければ虹もかかることはないことを

涙のプリズムの中に

私自身の本当の姿を見させてください

勇気をください

涙が表すものを見るだけではなく

涙が導くところに従えますように

私の目を開いてください

この虹を越えたどこかで

涙は私をふるさとに導いてくれる。」

『悲しみを生きるヒント』(H・ノーマン・ライト)より

ことばによる絵

なみ

人々が悲しみを表現するのに使う様々な「ことばの絵」がある。
それを読んで、
私たちは「そうだ、それこそ私の気持ちそのものだ。
私もひとりぼっちだと思っていた」と言う。
あなたはひとりではない。それが悲しみというものなのだから。

 ある父親が言った。

 悲しみは波のようだ。遠くから次々とやってくる。
浜辺の水の中にいたとしたら、抵抗できない。
波とは戦うことはできない。
私の上を越え、私の下に潜り、私に向かって来て砕けるが、
止めることはできない。
私の居場所は譲るようにしながら、波は目的地にたどり着く。
私は前後左右を囲まれる。抵抗すればするほど、疲れ果てる。
悲しみも同じだ。戦おうとしても、負けてしまう。
抑え込もうとしたら、かえって心にへばりつき、形を変える。
つまり、うつ症状、恨み、疲労感として姿を現すだろう。
しかし、私が波に身を任せて運ばれるのを許すなら、
新しい場所に連れて行ってもらえる。


H・ノーマン・ライト著
『悲しみを生きるヒント』
第1章 悲しみの様々な顔  より

ABCニュースアンカー ジェン・アシュトン

米国ネットワークニュースの
アンカー ジェニファー・アシュトンさんが、
2017年に 医師であった夫を自死で失った後の
家族の葛藤と回復を出版した。
Life After Death
ポッドキャストもある。
米国では、5人に1人が精神疾患にかかると
言われており 自死は伝染病とも言えるほどに
蔓延している。(毎年5万人!)

スティグマを乗り越えることが大きな鍵になる。
口に出すことは、回復の鍵である。

世話人の奉仕

昨晩は、全国自死遺族会世話人の懇談会に出た。
ズームで、七名が参加。
駆け出しの方もいれば、20年近くされている方も。
クリスチャンは私だけ。

自助グループ研究をされている一研究者も陪席された。
議題とかはなく、悩みなり課題なりを自由に
ディスカッションしている。
もう2年目になるので、ホストのやり方も覚えてきた。

一つの話題は、次世代を育てること。
長年参加者としてグループに出席していても、
「世話人としてどうですか?」と聞くと、
「いや、それは」と渋る人が多いと言われる。

電話番号を公開している世話人も決して多くはない。
グループに初めて出るだけでも、敷居は高いのだが、
世話人となる敷居もやはり高いらしい。

自分は、自助グループにでることと世話人になることが
ほぼ同時だったので、大変だと意識したことはない。

同席した自助グループ研究者がおっしゃったのだが、
「前から、人に接する仕事をしていたりした方が、
世話人になることが多い気がする。考え方を変えるのは
簡単なことではない」と言われた。
それを思うと、自分が若い頃から教会に出て、
一時は牧師をしていたことは、今の奉仕に大変に
役立っていることに気づく。

牧師としては全くの役立たずなのだが、
神様のなさることに無駄はないのだ。

 

テレフォン人生相談

ラジオで人気の「テレフォン人生相談」という番組がある。

 

今日の相談者は、

妹の息子(相談者にとっては甥)が、自死をし、

妹が激しく嘆いているが、どうやって慰めたらいいか

わからないという相談であった。

誰にも知られたくなくて、葬儀は家族だけでした。

 

甥は、グループホームで生活しており、

うつや統合失調症という診断を受けていた。

「さて、誰が回答者として出てくるかな」と思ったら、

名前は忘れたけれど、「家族相談師」とかいう

肩書を持つ女性であった。

 

冒頭に、この回答者が、

「私の父は自死をしています」と言われた。

それが相談業務の勉強をするきっかけになったらしい。

 

家族を自死で失った者は、それを恥ずかしいこと

口にできないことだと思いがちで、それが回復の

大きな妨げになる。だから、妹さんがお姉さんに

3ヶ月後であっても電話をしてきたということは

それ自体大事なことなのですよ、これからも

しっかり聞いてあげて、一緒に泣いてあげてという、

的確な答えだった。

 

これは、回答者が当事者であるからこそできた返事だと思う。

お姉さんは、妹さんにとって良い聞き手になれると思う。

神はなぜある人を癒し、ある人を癒さないのか?


「神は弟は癒されたのに、妻を癒すことはなかった。なぜ?」
グレイさんは考えました

悲しみと希望は共存できるの?


希望とは、単なる感情や願いではありません。
それは約束なのです。

あの喜び、感謝、平安はどこへ行ったのか



「御霊の実は、愛、平安、喜び、寛容・・・」と
聖書にはあります。
でも、愛する者を失って、そのような気持ちはなくなったと
悩む信者は珍しくありません。
どうしたらいいのでしょうか?

悲しむクリスチャンが抱く疑問(ロン・グレイ)



クリスチャンが喪失を経験する時、共通して抱く疑問があります。
それは必ずしも自死遺族には限りません。
しかし、自死遺族にも適用できます。
邦訳を見る方法は、下の方にあるビデオの
本文テキストを参照ください。

他山の石

兵庫県知事のパワハラ問題が、
議会による不信任可決に発展している。
自らのパワハラについて告発文を出され、
怒りに駆られて告発した当人を見つけ、
自分の行動についての反省も無しに
「嘘八百」「公務員失格」と決めつけ、
拙速に処分を決定した。
告発文を出した方は、
自死を選ばれた。

県議会は、全会一致で、
「知事、あなたが辞めてください」と申し入れ、
突っぱねられて、やむなく不信任案を可決した。

この知事には、おそらくもう公人として
生きる道は残されていないだろう。


翻って、私自身も、知事ではないが
他人を「嘘つき、役立たず、失格」などと
性急な判断をし、怒りをぶつけるような
マネをしたことがなかったか、と言われたら、
恥じて頭を垂れるしかない。

他山の石としたい。

汚名、恥辱について(ロン・グレイ)



遺族は、家族の自死について、汚名、不名誉などの
感情に責められます。一部は社会からのものであり、
一部は自らのものです。
愛する者の、死に方ではなく、
人生全体を覚えたいものです。

否認(ロン・グレイ)



「信じたくない」
自死遺族にはよくある反応です。
しかし、事実を認めることで癒しが始まります

「本のひろば」10月号への投稿記事

本のひろば1
月刊 キリスト教書評誌
 「本のひろば」10月号に
寄稿させていただきました。

「自死を考える  遺族が推す、この三冊!」

全て、この欄でも紹介したものですが、
より詳しくはなっています。

「本のひろば」2ページ目

本のひろば2

「違った種類の死」(ロン・グレイ)




ロンさんは、クリスチャンのカウンセラーで、多くの自死遺族を助けています。

「自死は許されない罪か?」」(ロン・グレイ)



グレイさんは、聖書から明快に解き明かします。

見捨てられたという思い (ロン・グレイ)



聖書の言葉が出てくるわけではありません。
しかし、これは自死遺族なら誰にでも当てはまる真理です。

罪責感(ロン・グレイ ー カウンセラー)
 



遺族が抱きやすい「自責の念、恥の感覚」について
カウンセラーがわかりやすく説明しています。
グレイさんは、自死遺族ではなさそうですが、
クリスチャンで、愛するものをなくす痛みをご存知です。

日本語字幕も見られます。
まず、ユーチューブビデオをスタートします。

下部にあるネジのような部分にカーソルを
持っていくと 設定 と出ます。
それクリックし
  字幕(1)   英語自動生成 >
を選びます。

次に自動翻訳をクリックすると、
アイスランド語から始まり
無数の言語が選べます。
一番下から2番目の日本語を選ぶと
日本語字幕が自動生成されます。

私は、父を自死で失いました

「私は、父を自死で失いました」
 アルバート・シー


この記事はアルバート・シー著の
「父の自死とそれからの私」(デイリーブレッド社)
からの抜粋です

デイリーブレッドのサイト


著者のインタビューも聞くことができます。
英語ですが、自動翻訳装置を使うと
字幕が日本語になります。

聖書には自死についての記述はあるの?

doctorw_question


メンタルヘルスに関するよくあるご質問について、
聖書がどう語っているかを掲載しています。
制作のために私も協力しました。

デイリーブレッドのサイト

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