ナ イ ン の 会

    クリスチャン自死遺族のコミュニティ
    Christian Community of Suicide Survivors
    
           今泣いている人たちは幸いです。
          あなたがたは笑うようになるからです。
                      
イエス・キリスト

 

夕日と教会

開催レポート

説教『神の手当て』(大浜英樹)

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2021年5月22日
ルカ8章54-56節
 
私の母は、97年に自死しました。
死後、母はどうしているのかと心配しました。
その私を落ち着かせ、母を救うキリスト・イエス
がいます。
今日の聖書箇所に登場する人物も
イエス様を仰ぎます。
彼の一人娘が病で苦しみ、悪化して亡くなる。
そこにイエス様がいます。死のある世に。
人となられた神が共にいます。
悲嘆は重く、のしかかるところに。
イエス様が「起きなさい」と呼びかけ、
娘は生き返ります。
これを見て親は驚きます。
そこで知り得ることがあります。
まずイエス様は死ある所に人と共にいます。


人々は死を汚れだと信じます。
誰も汚れたくない中でイエス様は
遺体にも手を触れます。

ある住職が「神道で死者は汚れだと考える。
死者を見せないように神棚の扉を閉め、
半紙を貼り封印する」と教えます。

しかし聖書が教える真の神は人となって、死のある場にいます。
さらに遺体に触れます。54節で「手を」取ります。
悲しむ者のためにイエス様はそうします。
さらに自分自身も死へ向かいます。
私たちを愛するゆえ十字架も経験します。

また呪いある所にイエス様も共にいます。
人々は長寿が祝福だと考えます。
その一方で若くして死ぬことは良くないと考えます。
日本人もそれを厄と考えます。
しかし、イエス様は厄の中にもいます。
真の神の手当てをなすため、神のわざを現すために。

そして不完全な所にもイエス様は共にいます。
50節で故人の親は動揺しています。
彼は信仰者ですが現実の状況に打ちのめされます。
日頃「神を信じる」と告白しています。
でもそれが人の現実です。56節も「ひどく驚いた」とあります。
信じていない反応が表れます。

実は、新約聖書で死者の復活記事は3箇所ありますが、
全て人の不完全な言動が表れています。
信仰が見当たらないのです。
でもイエス様はそこにもいます。
神のわざを現すために。
全て彼の憐れみです。イエス様のおかげなのです。

人が激しい試練に遭う中でイエス様は
不完全な人々をも愛して共にいます。それがイエス様なのです。
今日はナインの会です。
私の場合は母の自死で絶望的になり、
「どうして」と神を責めました。家族をも。

全国自死遺族連絡会の方から様々なさらに過酷な事例があると
私は知らされました。
心の痛む中で親戚から批判され、警察から「事件か?」と疑われ、
世間も偏見で私たちを苦しめます。追いやられる私たち。
そこでイエス様を仰ぎたいと仲間が集まる。
それがナインの会です。

痛みがある中でも主を求めます。
初代教会のようで、新旧の教派はありません。
信徒も牧師の垣根もない。純粋にイエス様を求めます。
賛美とみことば、祈りを共にします。
お互いの経験を語り合い、痛みを共有します。
生きる希望と力を得るために。イエス様は間違いなくそこにいます。
イエスは私たちの味方です。私たちのために存在します。
彼は苦しむ者と密接なのです。

だから、これからもイエス様を求めましょう。
イエス様は人がどうすることもできない部分に
特別な手当てをしてくれます。
イエスを信頼しましょう。
 

 

参加者の感想(7月7日更新)

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・今回の5月のミニナインの会が、初めてだったのですが、どのような発言も否定することなく皆様耳を傾けてくださいました。表層的なことしか言えませんでしたが、癒やされるものもありました。今後参加を重ねていくことで深いことも表せるのかなと思いました。聞いたお話からも家族の自死を前にして、揺り動かされたことについて深く共感することができ、良い時間でした。
 気になった点としては、不慣れであったことやオンラインだったことから、タイミングやテンション、話すべき長さがわからず、落ち着かないまま話し始めなければいけなかったことです。でも、機会があればまた参加したいです。

 
・コロナ禍で娘のことを話す相手がなく気持ちが落ちていたので、このような分かち合いの機会を作ってくださって感謝です。
 
・兄弟姉妹を亡くした方がこれだけの人数、集まるのは
初めてだそうですね。互いがうんうんと頷き、時間があっという間でした。オンラインのおかげで遠くの方々とも知り合えて有難いです。いつか実際にお目にかかれたらいいですね
 
・遠方や体調不良の方でも自宅から参加できるとても良いツールです。一人ひとりたっぷりと時間をとり、分かち合いができて良かった。思いの丈を話されている様子が伝わってきました。このような痛みを話せるのはこの会ならではです。
 
・兄弟姉妹グループでは、良い時間をいただきました。いざ話し始めると、話がまとまらず、表層のことしか話せなかったのですが、それでも癒やされました。皆さんのお話を聴くことも、共感したり、信仰の面で色々考えさせられたりと、貴重な体験でした。
 
・兄弟姉妹を亡くされた方々と分かち合えたことは光栄でした。自分とは正反対の感じ方方もおられ、新しい体験でした。このような状況の中でこそ繋がれた貴重な出会いです。

オンラインのナインの会(2月20日)

足立智幸牧師のお話を伺って

 

「家族が自死した」という「事件」を背負って、「自死遺族」と
なって送った日々を思い返さない日はありません。
 時が経ち、世紀が変わり価値観が変わっても、この事実を黙って
背負いつつ遺族は日々の命を紡いでいます。

 

 オンラインで持たれた2021年冬の
「ナインの会」2月20日(土)午後1時からの礼拝で、
講師の足立牧師は「私の母は33年前に自死を
しました」と話し始められました。

 

 一人で、自宅のパソコン画面を見つめつつ、
私は「その時、先生はお幾つだったのかしら? 
どんなお気持ちで過ごされたのだろう? 
先生の辛さと驚きをしっかり支えて下さった方が
おられたかしら?」などなど、いろいろと想いが広がりました。

 

 長じて立派な社会人となられ、
家庭を築かれお嬢様にも恵まれました。

幸せな先生に起きた次なる事件は、
愛娘が自死を試みてしまったことでした。
母の自死と、時を経た娘の未遂は、
先生の生き方そのものを変える機会になりました。

 大きな決断をして、順調な社会人としての生活があり、
子どもを愛し、幸せな暮らしを送っていた人生から、
神様の御心へと大きく舵を切られました。

 教会へ行き、心を開いて道を求め、やがて献身を決意されました。
神学研鑽にはひとかたならぬ努力が必要だったでしょう。
それでも初志を貫いて遂に牧師になられました。

飾りのないお証しを伺いながら、
いつの日か、オンラインではなく、
直に教えを乞いたいと願わされました。

 

世話人 megumi 2021/2/23 

岡知史教授「自死遺族の悲しみと社会的活動」



上智大学教授 岡知史先生
「遺族の悲しみと社会的活動」
63分ほどの講演です

呉恩恵(オ・ウンヘ)「韓国の自殺予防対策の過去と現在」



呉恩恵氏は東洋大学助教。

講演時間は約32分。

木村草太氏の講演「憲法から見たいじめ自死」



初めの部分は、主催者の挨拶、海外からの祝辞など。
木村草太氏の講演「憲法から見たいじめ自死」は、
13:10くらいから始まります。
東京都立大学法学部教授。
約60分。

カンファランスでの分科会

9月12日 神田神保町の専修大学にて
第一回日本ポストベンションカンファランス
が開かれた。

ナインの会が分科会を持ち、
計11名ほどの参加者を得た。
ナインの世話人は3名。 
参加したことのある人が数名、
他には、自死遺族ではなく、学生さんが数名。

全員が輪になって腰掛けた。机はなし。
基本的には、世話人たちが、
なぜナインの会を立ち上げたかを語った。

私前島は、11年前に長女を失ったことを、
もう一人の世話人は、前の妻を失ったことを、
もう一人は、息子を失ったことを語った。
 
参加者の中のある方は、
お友達で、死にたいと何度も電話をしてくる人が
いて、つらいと涙ながらに告白をされていた。

また、ホールではナインの会でもしているように
書籍の販売もした。
このためにお手伝いを頂いた方々には感謝です。

次の大会はいつなのか。
二年後位でしょうか。
更に良い大会にしていきたいです。

主催者の田中幸子さんの実行力には
舌を巻きました。
ますますのご活躍を期待します。


分科会は、録画録音済み、現在YouTubeで編集中です。終わり次第、公開いたします。

2月のナイン@東京

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2020年2月東京ナインの会

新型肺炎のことがありましたが、
東京ナインの会は無事に行われました。

今回も北海道や沖縄からも参加者が集まり、
自死についてお互いの思いを語り合いました。
これまで小グループは故人との間柄に基づいて
同じ立場の人々で分かれましたが、
今回は混在、自由な分け方で3つのグループで語り合いました。
私が参加したグループは分かち合いの途中で食事をしました。
それが明るい雰囲気、親睦につながりました。

いつも思うのはグループの時間が瞬く間に過ぎることです。
語り合う中で気がつくとあっという間にその時は過ぎました。
私たちの信仰を養う礼拝は
高橋克樹先生がメッセージを担当して下さいました。
お連れ合いの方が自死したこと、
それを告白できるまで10年が過ぎた
と述べられ、その痛みの中で信仰へ導かれ、
その心境を語って下さいました。
自死を通して自分の真実な姿に気づかされたとの告白が
私にとって印象深く残りました。
また死による喪失は聖書の登場人物たちも経験しますが、
メッセージで様々な例話を通してそれを教えつつ、
喪失から得るものがあると学びました。

私たち遺族も様々な喪失を覚え、その痛みを抱えています。
ナインの会はその遺族の居場所です。
そして主もそこにいて下さいます。
礼拝、分かち合いの会に参加する
お一人びとりの存在からそれを見出せます。
それを共有できる新しい家族のご参加をお待ちしております。
 
今回ご多忙の中、ご奉仕下さった高橋克樹先生に
心よりお礼申し上げます。
またお茶の準備などを引き受けてご奉仕して下さった
遺族の姉妹方に心から感謝致します。

そして私たちのため何度もご理解下さり、
ご協力を頂きましたバプテスト目白が丘教会の
野口哲哉先生と教会員皆様に
特別に感謝致します。

(世話人ー大浜英樹)

ナインの会@大阪(2019年10月26日)

穏やかな天気の中、今回は大阪で行われました。
分かち合いで10名の方が参加し、各自の思いを語り合いました。

できるだけお互いに聴き、語り合うため3グループに分かれました。
あるグループは故人の「人柄」についても述べ合い、思い出を共有できました。

また午後2時からの礼拝には14名と参加者が増えました。
ナインの会設立の経緯を知るため特別な証しもありました。
世話人の一姉妹が、アメリカの牧師から
「信仰は人の根幹」「それを抜きには自死を話せない」
と言われ、気づかされた・・・その話が印象的でした。

安部勉先生の説教では、ご自身の痛み、経験を穏やかに述べて、
集う方々に慰めの言葉をかけて下さいました。
「故人は全ての苦しみから解放された」
「悲しい・・・それが故人を近くに感じることではないか」
「世で悩みを終え、新しいいのちの始まりを迎えました」
と語られて確かな希望を見出しました。
ご奉仕を心から感謝致します。
 
会を重ねてリピーターの方々も多くなり、
それぞれ交流を深めているのを見て主の恵みを感じます。
さらに新しい参加者が加わり、活動の意義も見出せました。
自死はない方が良いのですが、会を重ねるごとに
「ナインの会という居場所は貴重だ」と何度も聞くようになりました。
それゆえ大いに力づけられております。

お忙しい中、会場教会の下川俊也先生が献身的にご奉仕下さり、
恐縮しております。特別に感謝申し上げます。
世話人の皆様、参加者の方も自発的にご奉仕下さり、愛の中で過ごせました。
本当に有難うございます。

思いがあれども様々な事情で参加できない方もいます。
主の慰めを得て、いつかご一緒に賛美できる時を願っております。
自死の悲しみの中でも、特別に得られるものが必ずあると信じて
憐れみ深い主の慰めと一筋の希望を抱いております。

(世話人—大浜)
 

アンケート(2月23日ナインの会@東京)

Bible
2月23日(土)のナインの会@東京 での
アンケート抜粋をまとめました。


(ナインの会は自死遺族の分かち合いと礼拝の場です)

信仰を通したお話は初めて。打ち明けられる場で、
ありがたかったです。ぜひまた参加させていただきたいです。
 
5人という少人数で、この会で顔を見知った方ばかりなので、
形式ぶらず、ざっくばらんに分かち合いができてよかった。
一年に一度、また当教会で開催していただけると助かります。
神様への思いを元に分かち合いのできる貴重な場です。
 
よかったです。神についての話、祈りを自由に話せて
質問できて、本当によかったです。
 
参加させていただき、ありがとうございました。
深い慰めと希望をいただきました。
他の家族にも紹介したいと思います。
 
ナインの会は貴重な存在です。
唯一、仮面を脱いで自分になれるところです。
 
いつも前向きになって帰れます。
 
新しい方をお招きいただいて、またリピーターの方との
より深い交わりが持てて、神様の導きに感謝します。
多くの気づきを頂きました。
 
遺族の分かち合いの後の礼拝はすばらしい。
生活の場へ戻って行けることはなんと幸いでしょう。
準備してくださった世話人の方々、
みことばを取り次いでくださった
野口牧師に感謝を申し上げます。
野口師のメッセージ、心に染み入りました。



次回は、6月下旬、名古屋市にて開催予定。
詳細は本サイトにて告知します。

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